
【産地・生産者】
徳島県徳島市・
SG FARM
H.M.
ここ数年、さつまいもグルメを集めたフェスが各地で開催され、空前のさつまいもブームが続いています。品種も増え、食感や味わいも様々ですが、私は断然“ほくほく派”。中でも「なると金時」は、甘みが強いのに軽やかなほくほく食感。そのままでも料理にも使える私のイチオシです。今回ご紹介するのは、いつもお世話になっているメーカーの担当者さんのご実家で育てられた「なると金時」のブランドいも・紅吉。採れたてを土付きのまま2ヶ月以上追熟し、甘さをぐっと引き出しました。ほくほく派はもちろん、ねっとり派も驚くほどの甘さに仕上がった紅吉を、この機会にぜひご賞味ください。※商品のお届けは、1月中旬以降順次発送となります。

徳島県を代表するさつまいも「なると金時」は、鳴門市大毛島(おおげじま)発祥と言われ、徳島県鳴門市や徳島市など、限られた地域だけで栽培されています。もともと甘く、ほくほくとした食感が魅力ですが、収穫後に2ヶ月以上じっくり追熟させることで、でんぷんが糖に変わり、さらに甘みとしっとり感が増します。黄金色の輝きも、熟成が引き出したおいしさの証です。

徳島県の北東、徳島市の北部に位置する川内町で約70年近く続くさつまいも農家を継いだ若き後継者、笹田一樹さん。新たにSG FARMを立ち上げ、なると金時を栽培。SG FARMのオリジナルブランドとして「紅吉」の名で出荷しています。
笹田さんの畑がある川内町周辺は、降水量が少なく、晴天日数や日射量の多い温暖な気候で、さつまいもの栽培に適しています。この気候が甘みの強いさつまいもを育てますが、もうひとつ大切なのが笹田さんが「命の砂」と呼ぶ土壌です。
鳴門海峡の海水ミネラルをたっぷりと含んだ海砂を客土した畑がさつまいもを大きく、美しく育てます。「手入れ砂」と呼ばれるこの海砂は、2~3年に一度砂を足すことで、常に畑が良い状態に保たれるように手入れされています。水はけが良く通気性の良い砂地で栽培することにより、でき上がりの形や色がよいばかりでなく、貯蔵するといもに甘みがのってきます。
約70年前にさつまいもの栽培を始めた初代・笹田弥吉さんに敬意を払って、この畑で栽培されたなると金時に名前の一字をもらい「紅吉」と名付けた笹田さん。若き後継者として歩き出したばかりですが、「紅吉」を次世代へとつなげるべく奮闘中です。

加熱すると「紅吉」は中まで黄金色に輝き、甘みがさらに引き立ちます。厚手の鍋に入れ、低温でじっくり焼けば、ほくほく感たっぷりの焼きいもに。
ポテトやブリュレといったスイーツ、天ぷらやさつまいもご飯、お味噌汁もおすすめです。焼く、蒸す、揚げる、煮るなど、さまざまな調理で「なると金時 紅吉」のおいしさをお楽しみください。

生産者より
私たちはなると金時紅吉で「黄金の笑顔」を届けるという強い使命を持っています。さつまいもは調理一つで主食にもデザートにも変身します。先代よりノウハウを受け継ぎ、徳島県に根差したさつまいも農家としてなると金時を全国・世界へと発信していきます。そのために毎日試行錯誤しております。この地だからできるなると金時をご堪能いただけると幸いです。
![[予約]2か月熟成徳島県産なると金時「紅吉」](userimg/202509/naruto_sec_07_ph.jpg)
なると金時は徳島県のブランド芋で特産品です。黄金色をしている芋を金時(きんとき)芋と呼んでいたことから、「なると金時」と命名されました。見た目も赤紅色で鮮やか、ホクホクとした食感で上品な甘さがあります。